初めに!
外壁塗装の業者を選ぶ場合の注意点
外壁塗装の業者を選ぶ場合には、注意点があるので、
まずその点から解説したいと思います。
その注意点とは、悪質な外壁塗装の業者が多いという点です。

上のグラフからわかるように、外壁塗装の被害相談件数は毎年5,000件を超えており、
多い年は8,000件ほどとなっています。
この件数は、1日あたりに換算すると15件から20件ほどになります。
この事から、外壁塗装の業者を選ぶ場合は、
信頼できる業者に依頼することが重要だと言えます。
しかし、一般の方々は外壁塗装の業者をほとんど知らないと思います。
CMで外壁塗装の業者の広告が流れることも、ほとんどないと思います。
ですので、一般の方が信頼できる外壁塗装の業者を選ぶ事は難しいと思いますので、 次に信頼できる外壁塗装業者を選ぶ方法について解説したいと思います。
信頼できる外壁塗装の業者を選ぶ方法
信頼できる外壁塗装の業者を選ぶ方法として、簡単な方法があるので、
その方法を紹介したいと思います。
それは、外壁塗装業者の一括見積もりサービスを使う方法です。

外壁塗装業者の一括見積もりサービスとは、
外壁塗装業者とは別の第三者機関が、
依頼者の地域の数社の外壁塗装業者に対して、同時に料金の見積もりを依頼するサービスです。
外壁塗装業者の一括見積もりサービスのほとんどは、無料で利用することができます。
この外壁塗装業者の一括見積もりサービスには、多くの外壁塗装業者が登録されていますが、 外壁塗装業者が一括見積もりサービスに登録するためには、 厳正な審査を通過する必要があります。
ですので、外壁塗装業者の一括見積もりサービスには、 基本的に信頼できる外壁塗装業者のみが登録されているという事になります。
また、このサービスを利用すると、依頼者はそれぞれの外壁塗装業者の提示した料金を比較できるので、 安い業者を選ぶ事ができるメリットもあります。
一括見積もりサービスを利用するメリットのまとめ
外壁塗装業者の一括見積もりサービスを利用すると、 信頼できる業者に依頼する事ができますし、また複数の業者の料金を比較することができるので、 費用の安い業者を見つけることができます。

外壁塗装業者の一括見積もりサービスを利用する場合は、主に2つのメリットがあるので、 とてもおすすめのサービスですが、 外壁塗装業者の一括見積もりサービスは、たくさんあります。
一括見積もりサービスはたくさんある
外壁塗装業者の一括見積もりサービスはたくさんあるので、 次にそれらの一括見積もりサービスの中で、 どのサービスを選べば良いのかが問題になってきますが、 本サイトでは、多くの方々に利用されている一括見積もりサービスが、 最も信頼性が高いだろうと判断しています。
ですので、本サイトでは外壁塗装業者の一括見積もりサービスの中で、 とても実績の多い業者を紹介したいと思います。
福岡市の外壁塗装一括見積もりサービスおすすめ3選

NO1.ヌリカエ

NO2.外壁塗装の窓口

(出典元:https://gaiheki-madoguchi.com/)
サービス名 | 外壁塗装の窓口 |
---|---|
利用料金 | 無料 |
対応地域 | 全国(福岡市対応) |
特徴 |
|
公式サイト |
外壁塗装の窓口は、月間利用者数が30万人以上なので、
国内トップクラスの実績があります。
ですので、外壁塗装の窓口もとてもおすすめです。
また、お断り代行制度とは、依頼する業者が決定した場合に、 他の業者を断る時に、外壁塗装の窓口の相談員が、 お客さんに代わって、お断りの連絡をしてくれる制度です。

NO3.外壁塗装の案内所

(出典元:http://www.tosou-mitumori.com/lp04r/)
サービス名 | 外壁塗装の案内所 |
---|---|
利用料金 | 無料 |
対応地域 | 全国(福岡市対応) |
特徴 |
|
公式サイト |
外壁塗装の案内所の総利用者数は、100万人以上なので、
外壁塗装の案内所もとても多くの実績があります。
ですので、外壁塗装の案内所もとてもおすすめです。
また、外壁塗装の案内所では、業者からの営業電話は一切ありません。
また、見積もりの段取り、現地調査の日時調整、一括見積もり後の質問・要望、
値下げ交渉、お断りの連絡など、全て担当者が代行してくれます。
ここからは、外壁塗装に関連する情報を解説したいと思います。
外壁塗装に使う塗料は油性と水性のどっちがいいの?

油性塗料の特徴
油性塗料には、シンナー等の有機溶剤が使われます。
有機溶剤は、身体にとても良くないと言われています。
また、有機溶剤は身体だけではなくて、
環境にも良くないので、これらの問題点があります。
また、油性塗料は、希釈する時に溶剤を使いますが、
溶剤は強溶剤と弱溶剤に分かれます。
強溶剤には、ラッカーシンナー、アクリルシンナー、ウレタンシンナー、
エポキシシンナーがあります。
また、弱溶剤は、塗料用シンナーを使います。

水性塗料の特徴
水性塗料は、希釈する時にシンナーを一切使用しません。
希釈する時は、水を使います。
ですので、水性塗料は身体・環境に優しい塗料です。
また、水性塗料はニオイもかなり抑えられています。

油性塗料のメリット・デメリット

1.油性塗料のメリット
油性塗料に使われるシンナーには、
耐久性の高い塗膜を作る作用があります。
ですので、油性塗料は耐久性が高いです。
また、油性塗料は乾燥が早く、外壁との密着性が高いです。
また、光沢性が高く、耐薬品性も高いです。
また、水性塗料が使えない場所では、
油性塗料が役に立ちます。

2.油性塗料のデメリット
油性塗料には、シンナーが使われますが、
シンナーはニオイがかなり強いです。
状況によっては、近隣への配慮が必要となります。
また、油性塗料はシンナーが使われている事から、
身体・環境に良くないです。

水性塗料のメリット・デメリット

1.水性塗料のメリット
1つは、ニオイがあまりない点です。
水性塗料の希釈液は水なので、
シンナーなどによるニオイがありません。
また、2つ目のメリットは、
1液性のものが多い点です。
1液性とは、希釈剤を使うことなく、
そのまま塗れるという意味です。
1液性のものだと、希釈液を使わないので、
作業の手間が省けますし、希釈液の分量の調節を失敗することもありません。

2.水性塗料のデメリット
1つは、金属の塗装に適さない点です。
水性塗料は、金属との密着度が低いので、
金属サイディング、トタンなどの外壁材には、
塗ることができません。
また、デメリットの2つ目は、
ツヤが少ない点です。
水性塗料は、油性塗料に比べて、
ツヤが少ないです。
また、デメリットの3つ目は、
濃い色を出すのが苦手な点です。
ですので、水性塗料は淡色系のものが
多いです。

油性塗料・水性塗料の選び方

1.ニオイが気になる方
ニオイが気になる方は、
水性塗料が適しています。
油性塗料は、シンナー等が使われているので、
ニオイがきつく、塗装時にニオイが室内に入ってくる場合があります。
また、近隣の住宅までニオイが届く場合があるので、
トラブルの原因になることがあります。

2.機能性で選びたい方
油性塗料は、耐久性・防汚性が優れています。
油性塗料はツヤが出るので、
紫外線に耐える力がやや強く、また汚れにくいです。
また、水性塗料は金属への密着度が低いので、
金属に使えないデメリットもあります。

3.環境・身体への影響を考える方
妊婦や赤ちゃんが油性塗料に含まれるシンナーを吸い込むと、
身体に悪影響を与える場合があります。
また、油性塗料に含まれるVOC(有機溶剤など)は、
SPM・PM2.5の発生源ですが、
SPM・PM2.5は、呼吸器に影響を及ぼしたり、
気管支炎・ぜんそくなどを引き起こす場合があります。
また、油性塗料に含まれるシンナー等の有機溶剤は、
光化学スモッグの原因物質なので、
環境によくありません。

4.塗料代を抑えたい方
水性塗料は、油性塗料よりも安い傾向があるので、 塗料代を抑えたい方は、水性塗料を選んだ方が良いです。

5.ツヤのある外壁にしたい方
油性塗料は、光沢が強いので、 ツヤのある外壁にしたい方は、 油性塗料が適しています。

水性塗料の機能は向上している
塗料の耐久性は、
油性・水性の違いだけではなくて、
樹脂の違いなども関係していますが、
水性塗料の耐久性が徐々に向上しています。
また、水性塗料は使用できる外壁の範囲が多くなってきているので、
水性塗料が多く選ばれるようになってきています。
外壁塗装の日数・工程

外壁塗装でかかる日数
外壁塗装の工事の期間に関しては、
平均的には7日から10日です。
しかし、外壁塗装は雨が降っているとできない工程があります。
ですので、梅雨の時期や雨が降り続く時は、
それよりも期間が延びます。
また、外壁塗装の契約をしてから、工事に取り掛かるまでの日数もかかりますが、
その期間はだいたい1ヶ月くらいです。
ですので、契約をしてから塗装が完了すまでの期間は、
1ヶ月から2ヶ月くらいになります。
また、外壁塗装を依頼する業者を探し始めてから、
契約するまでの期間もありますが、
その期間はだいたい、2週間から3週間くらいです。
ですので、外壁塗装を依頼する業者を探し始めてから、
塗装が完了するまでの期間は、
1ヶ月半から3ヶ月くらいです。
ですので、外壁塗装は塗装が完了するまでに、
少なく見積もっても1ヶ月半くらいかかるという事で、
長い期間がかかります。

外壁塗装をする時期に注意
外壁塗装は5℃以上の温度がないと、
作業ができないという制約があります。
その成約がある理由は、5℃以上の温度がないと、
塗料が固まりづらくなったり、結露する場合があるからです。
ですので、北海道のように冬に気温がとても低くなるような地域の方の場合は、
冬に外壁塗装を行うことができません。
ですので、気温が5℃を下回らない時までに、
塗装を完了する必要があります。
ですので、それを踏まえた上で、
早い時期から外壁塗装を依頼する業者を探し始めないといけないという事になります。
ですので、気温が5℃を下回る時が来る2ヶ月以上前に、
外壁塗装の業者を探し始めた方が良いという事になります。
しかし、沖縄のように、冬でも5℃以上になる地域住んでいる方の場合は、
外壁塗装の業者を探し始める時期は、気温に関しては気にする必要がありません。
しかし、どの地域に住んでいても、雨が降っている場合は外壁塗装ができないので、
梅雨の時期など、雨には注意する必要があります。

外壁塗装が完了するまでの全工程

1.外壁塗装をする時期を決める
外壁塗装をする場合は、
余裕を持って、塗装が完了する3ヶ月前以上から、
外壁塗装をする時期を決めるのが望ましいです。
また、外壁塗装は5℃以上の温度がないと、
作業ができないという制約があるので、
その事を踏まえた上で、外壁塗装をする時期を決める必要があります。

2.業者を探す
業者を探す場合は、まず悪徳業者を避ける事が重要です。
本サイトでは、そのための方法として、
一括見積もりサイトの利用をおすすめしています。
一括見積もりサイトを利用すると、
悪徳業者を避けることができますし、
安い業者を探せるメリットがあります。

3.見積書をもらう
見積書を作るためには、
まず現地調査を行う必要があります。
ですので、見積書をもらうまでには、時間がかかりますが、
だいたい1週間から2週間くらいになります。

4.業者を決定し契約
見積書を見て、納得ができれば業者と契約をします。
外壁塗装にかかる費用は高額なので、
しっかりと考えて、業者を決めましょう。

5.色選び
外壁塗装の色選びは、非常に重要です。
外壁の色は、簡単に変えられるものではありません。
一度塗ると、だいたい10年はその色です。
また、色を選ぶ場合は、好きな色にすればいいというものではありません。
面積効果など目の錯覚について知っておいた方がいいですし、
近隣の家と調和した色を選ぶことも大切です。
色選びに失敗しないように、しっかりと考えて色を決めましょう。

6.外壁塗装工事の開始
外壁塗装の工事の期間は、平均的には7日から10日です。
しかし、天候により長引く場合があります。

7.ご近所さんへの挨拶
「わざわざ、ご近所さんへ挨拶しないといけないの?」と思われたかもしれません。
実は、外壁塗装の工事中に、ご近所さんに迷惑をかける可能性があります。
どいう場合かと言いますと、「塗料が飛んで隣の家の敷地内に入った」
「塗料を塗っている時に匂いがひどくて窓が開けられない」
「足場にいる作業員から隣家の室内が丸見え」
「泥棒が足場を使って隣家に侵入する危険性がある」
「足場を組む作業がうるさい」などがあります。
ですので、工事が始まる前には、
ご近所さんにこれらの事を伝えておくと良いでしょう。

8.足場の組み立て
工事が始まると、まず足場を組みます。
足場は、外壁の高い場所を塗装するために必要となります。
足場の設置にかかる期間は、だいたい1日です。

9.高圧洗浄
高圧洗浄とは、高圧洗浄機を使って外壁の汚れやカビ・コケを取り除くための工程です。
高圧洗浄の作業は、1日かかります。

10.養生
養生とは、窓のように塗料を付着させてはいけない部分に、
ビニールシートなどを使って、保護する作業です。
養生の工程は、しっかりと行わないと綺麗な仕上がりにならないので、
大事な工程です。
この工程も、だいたい1日かかります。

11.塗料を塗る
塗料を塗る場合は、下塗り、中塗り、上塗りの3つの工程が基本です。
下塗りは、外壁面を均一にならしたり、中塗り塗料を外壁面に密着しやすくする効果があります。
下塗りでは、透明・白系の塗料が使われます。
また、下塗りにかかる期間は1日です。
塗料を塗った後は、乾燥させる時間が必要なので、
その日のうちに中塗りの作業に移行することはできません。
また、下塗りが終わった後は、
中間検査をします。
中塗り・上塗りの工程を1度行うと、
一切後戻りができなくなります。
ですので、下塗りの工程が、しっかり行われているかどうかを、
しっかりとチェックする必要があります。
その後は、中塗りを行います。
中塗りでは、色選びで決めた色の塗料を塗っていきます。
中塗りが終わると、次は上塗りです。
上塗りの時に使う塗料は、中塗りの時と同じものです。
ですので、同じ塗料を重ね塗りしていきますが、
2回塗ることで、膜厚(塗料の被膜の厚み)を付けます。
膜厚を付けることで、塗料本来の耐久力を発揮します。

12.最終検査
上塗りが終わった後は、最終検査を行います。
塗り残しやはみ出しなどがないか、入念にチェックします。

13.足場解体
最終検査が終われば、足場を解体していきます。
足場を解体する場合は、多少音が出る場合があります。

14.外壁塗装の完了
足場解体が終われば、外壁塗装の完了です。
外壁塗装をする場合は助成金がもらえるの?

外壁塗装で助成金や補助金を受け取れる場合がる
外壁塗装の助成金・補助金が受け取れる制度は、
国では行っていませんが、
都道府県・市区町村によっては、外壁塗装の助成金・補助金が受け取れる場合があります。
都道府県・市区町村によっては、リフォームを支援する制度がありますが、
そのリフォームの中に、外壁塗装が含まれている場合は、
助成金・補助金が受け取れるということになります。
しかし、都道府県・市区町村によっては、 助成金・補助金を受けられる条件が異なるので、 事前に交付条件をしっかり調べておくことが重要です。

外壁塗装の助成金・補助金が受け取れる条件の例

1.遮熱塗料を使う
外壁塗装に遮熱塗料を使うと、太陽光を反射するので、
室内の温度を下げることができます。
遮熱塗料によって、夏の暑い時期に、エアコンの使用量を抑えることが可能になるので、
遮熱塗料はエコな塗料です。
しかし、遮熱塗料の価格は、外壁塗装でよく使われるシリコン系の塗料よりも、
2倍くらい高くなります。

2.エコリフォームを行う
エコリフォームとは、特殊な資材を使って、
外壁・天井・窓などを、断熱改修するリフォームのことです。
断熱改修をした場合も、
室内の温度を下げることができます。
外壁塗装をする時に、同時にエコリフォームを行うことで、
助成金・補助金の対象となる場合があります。

3.通常のリフォームを行う
通常のリフォームは、エコとは関係はないのですが、 地方自治体が、人口の増加や産業振興を目的として、 通常のリフォームに補助金・助成金を出す場合があります。

4.その他
外壁塗装の助成金・補助金が受け取れるその他の条件の例は、 外壁塗装の着工前に助成金・補助金の申請をしている、 全ての書類が揃っている、税金を滞納していない、 申請地域に居住している、過去に同様の助成金・補助金を受け取っていないなどがあります。

理由1.助成金・補助金を受け取るまでの流れ

1.情報収集
まず、居住地で助成金・補助金の支援を行っているのか否かや、
また行っている場合は、どのような条件になっているのかを調べる必要があります。
こちら(地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト(令和4年度版))のサイトを利用すると、それらを調べることができます。
また、居住地で助成金・補助金の支援を行っているとしても、 先着順になっている場合があったり、時期が限定されている場合があるので、 注意が必要です。

2.申請
助成金・補助金の申請をする場合は、
基本的には外壁塗装の着工前に、申請をする必要があります。
また、申請をするためには、様々な書類が必要です。
例えば、申請書、住宅の登記簿謄本、設計図書、外壁塗装工事の見積書・契約書、
現場写真などがあります。
また、ヒートアイランド対策の制度を利用する場合は、 日射反射率の測定証明書類、また一般のリフォームの制度を利用する場合は、 戸籍全部事項証明書、住民票除票などが必要になることもあります。

3.工事完了報告書・請求書の提出
工事が終わったら、工事完了報告書・請求書を提出する必要があります。

4.助成金・補助金を受け取る
必要な手順を踏み、申請の許可が下りれば、 1ヶ月から2ヶ月ほどで助成金・補助金を受け取ることができます。

助成金・補助金を受け取れる金額
一般的な助成金・補助金の金額は、
改修工事費用の5%ほどになります。
ですので、その割合で工事費が100万円の場合は、
5万円が助成金・補助金ということになります。
また、地方自治体によっては、
改修工事の20%が、助成金・補助金になる場合もあります。

助成金・補助金を使う以外に費用を抑える方法

1.火災保険を使う
外壁の劣化が自然災害によるものだと認定されると、
火災保険を使って、外壁塗装の工事をできる可能性があります。
場合によっては、外壁塗装工事の費用を、
火災保険で全額払える場合があります。
外壁の劣化が自然災害によるものだと認定される条件としては、
被災したのが3年以内で、
工事費用の見積金額が火災保険の免責額を超える場合です。
火災保険の免責額というのは、
自己負担金額のことです。
火災保険の免責金額は、だいたい20万円に設定されていることが多いです。

2.住宅ローン控除(減税)を利用する
住宅ローン控除とは、個人が住宅ローンを利用した場合に、
所得税の控除が受けられる制度です。
住宅ローン控除の正式名称は、「住宅借入金等特別控除」です。
また、住宅ローン控除は2022年に改正されて、
環境を配慮した住宅を優遇するように変わりました。
政府は、環境性能の高い住宅の普及を目指しています。
以前の控除率は1%、控除期間は10年間でしたが、
2022年の改正により、控除率は0.7%、
控除期間は13年(既存住宅・増改築は10年間)に変わりました。
住宅ローン控除の適用条件には、 中古住宅の場合は、 1982年1月1日以降に建築された住宅であること、 耐震基準に準じている、 一定の省エネ改修工事などのように、 細かく規定されています。

3.相見積もりをとる
複数の業者に見積もりを依頼することで、
工事費の安い業者を探すことが出来ます。
本サイトでは、おすすめの外壁塗装の一括見積もりサイトを紹介しているので、
そちらを利用すると、費用を抑えることが可能です。
断熱塗料・遮熱塗料を使った時の効果

断熱塗料とは
断熱塗料とは、太陽光による熱が、建物内に入るのを防ぐ塗料のことです。
夏になると、外壁の温度は50℃以上になる場合があります。
外壁の温度が高くなると、その熱により建物内の温度も高くなるケースがありますが、
断熱塗料を使うと、外壁の温度が上がるのを抑えることができます。

断熱塗料の仕組み
断熱塗料には、2つの作用があります。
1つは、温度を上げない作用で、もう一つは熱を伝えにくくする作用です。
断熱塗料には、中空ビーズなどによって空気層ができ、
それにより熱の伝導を妨げる仕組みになっています。
また、外壁の温度が上がる原因は、太陽光の中の赤外線ですが、
断熱塗料には、赤外線を反射させる作用があります。

断熱塗料の効果

1.冷暖房費の節約
断熱塗料には、熱の伝導を妨げる作用があるので、
その作用により、外部の熱だけではなく内部の熱も伝わりにくいので、
室内の保温効果があります。
ですので、冬は暖房費の節約に繋がりますし、
夏は冷房費の節約に繋がります。

2.結露の発生を抑える
断熱塗料には、熱の伝導を妨げる作用がありますが、
その作用により熱の伝導が遅くなります。
このことで、外気温と室内温度の差が大きくなるのを防ぐので、
結露を抑えることができます。
結露を抑えることができれば、
カビの発生や木材の腐敗・劣化を防ぐことができます。

3.耐久性が高いので長持ちする
断熱塗料は他の塗料に比べると、費用が高くなりますが、
しかし耐用年数が長いという特徴があります。
外壁塗装に使われる普通の塗料の耐用年数は、
7年から15年くらいですが、
断熱塗料の耐用年数は、
だいたい15年以上になります。

4.防音効果がある
断熱塗料は他の塗料に比べると、
塗布部は厚くなる傾向があります。
ですので、断熱塗料を使うと、防音効果が高まります。

断熱塗料と遮熱塗料の違い
先程お伝えしたように、
断熱塗料には温度を上げない作用と熱を伝えにくくする作用がありますが、
遮熱塗料の場合は、温度を上げない作用はありますが、
熱を伝えにくくする作用はありません。
この点が、断熱塗料と遮熱塗料の違いです。
ですので、遮熱塗料は、保温効果がありません。
また、遮熱塗料は夏に効果を発揮しますが、
保温効果がないので、冬は効果がありません。

断熱塗料のデメリット

1.価格が高い
断熱塗料は耐用年数が長い傾向がある反面、
価格が高くなります。
外壁塗装でよく使われる塗料の価格は、1,500円/㎡から5,000円/㎡くらいですが、
断熱塗料の場合はだいたい3,000円/㎡以上します。

2.効果がわかりにくい
断熱塗料には、温度を上げない作用と熱を伝えにくくする作用がありますが、
しかしその作用によって、どの程度の効果があるのかは、
実感しにくいです。
建物は、基本的に断熱材が使われているという事もあり、
断熱塗料を使っても、大きな効果が表れるわけではありません。
また、効果があっても、比較する事ができないので、
効果を実感できない場合があります。

3.施工が難しい
断熱塗料は、通常の塗料とは違い、特殊な成分が使われていますし、
乾燥時間が長くなる場合があります。
断熱塗料は、マニュアルに従って適切に使わないと、
本来の性能が発揮できない可能性があります。
ですので、断熱塗料は、施工が難しいです。
防音塗料を使った外壁塗装

2つの防音の方法
防音には、遮音と吸音の2つがあるので、 それらについて解説したいと思います。

1.遮音
遮音とは、音を遮断して外部に音が透過しないようにする事です。
音は、空気の震えが耳で聞こえるものですが、
その震えを物を使って跳ね返したり、遮断することで防音できます。
鉄、コンクリート、石膏などのように、
密度が高い物質ほど、音を反射する力が強くなります。

2.吸音
吸音とは、特定の素材を使って音を吸収することで、
音を小さくする事です。
吸音材を使うと、音の反射が起きづらくなります。
吸音材には、ミニソネックス、グラスウール、ウレタンスポンジ材など、
小さな穴がたくさん空いている素材があります。

3.防音のためには遮音と吸音の両方を行うと効果的
遮音と吸音のどちらか一方のみだと、 防音効果が弱い場合がありますが、 それらの両方を行うと、効果が高くなります。

防音塗料「ガイナ」とは?
外壁塗装の塗料の中には、
防音効果のあるものがあります。
その代表的なものがガイナです。
ガイナはJAXA(宇宙航空研究開発機構)の技術を応用して開発されたセラミック塗料です。
ガイナの特徴は、防音性の他にも、
断熱性、耐久性にも優れている点です。
また、ガイナは水性の塗料なので、
環境にも優しいです。
また、ガイナの防音効果は、
5から10デシベル程度と言われています。
ちなみに、テレビの音は60デシベルほどです。

防音塗料で外壁塗装をするメリット

1.防音リフォームよりも費用が安い
防音リフォームは、大掛かりな工事になるため、
費用が高くなり、1室で150万円以上の費用がかかります。
しかし、防音塗料で外壁塗装をすると、
平均的には通常の塗料よりも価格が高めになるだけなので、
それほど大きな出費にはなりません。

2.生活への影響があまりない
防音リフォームだと、工事中はその部屋が使えなくなりますが、 防音塗料による外壁塗装だと、建物の外部での工事となるため、 室内への影響はあまりありません。

防音塗料で外壁塗装をするデメリット

1.費用が高くなる
防音塗料で外壁塗装をする場合は、通常の塗料で外壁塗装をする場合よりも、
費用が高くなるケースが多い点です。
通常の塗料の価格は、1,500円/㎡くらいからですが、
防音塗料の価格は、3,000円/㎡くらいからです。

2.塗装の表面がマットになる
ガイナの塗料を使うと、 ツヤのないマットな仕上がりになります。
マンションの外壁塗装

マンションの外壁塗装の費用相場
マンションの外壁塗装の費用相場を、 下の表にまとめました。
戸数 | 費用相場 |
---|---|
5戸 | 60から110万円 |
10戸 | 150から200万円 |
20戸 | 220から420万円 |
30戸 | 380から650万円 |
50戸 | 700から1,000万円 |
100戸 | 1,300から2,000万円 |
マンションのように、大規模な建物の修繕では、
外壁塗装以外の修繕工事も同時に行う場合が多いです。
外壁塗装以外の修繕工事費用の内訳は、屋根の防水、床の防水、
外壁材代、給水設備、仮設工事などがあります。

メンテナンスの時期
マンションの外壁塗装のメンテナンスの時期は、
10年から15年くらいです。
塗料の種類、外壁材の種類、周辺環境によって、
時期は異なります。
また、メンテナンス時期が10年未満でも、
外壁のひび割れ、チョーキング現象、雨もりなどのシミ、
コンクリートの剥離などの劣化が生じている場合は、
早めの補修が必要となります。

マンションの外壁塗装の必要性
マンションも、戸建て住宅と同様に、
外壁は徐々に劣化していくので、
定期的な補修が必要です。
また、マンションの場合は、
外壁の汚れや劣化が起きると、
資産価値が下がるので、
戸建て住宅よりも、
外壁の補修の必要性は高いと言えます。

マンションの外壁塗装工事の流れ
マンションの外壁塗装工事の流れは、 戸建て住宅の場合とだいたい同じで、 足場の組み立て→養生→高圧洗浄→外壁の補修→塗装→足場解体、といった流れになります。

マンション外壁塗装工事でのトラブル

1.騒音
足場を組む時解体する時、補修工事をしている時に、
大きな音がする場合が多いです。
また、足場を組む作業は、戸建て住宅の場合は1日で終わりますが、
マンションの場合は、だいたい1週間から2週間くらいかかるので、
戸建て住宅の場合よりも、騒音がする期間が長くなります。

2.窓を開けられない
外壁塗装の工事中は、窓を養生するので、
その間は窓を開けることができません。
窓を開けられないと、洗濯物を干せない場合がありますし、
夏の場合にエアコンがない状態だと、
室温がかなり高くなって、過ごしづらくなる場合があります。
また、エアコンがあったとしても、
エアコンの室外機を養生している場合は、
エアコンが使えないという事になります。

入居者への連絡が必要
外壁塗装の工事中は、
騒音や匂い・ホコリなどの問題が生じますし、
工事の日程などを知らせないといけないので、
事前に入居者への連絡が必要です。
また、マンションの周りにの建物がすぐ近くにある場合は、
周りの建物の住人にも、
騒音や匂い・ホコリなどの問題が生じる可能性があるので、
周りの建物の住人にも、事前に連絡が必要となります。

外壁塗装の色選び
マンションの外壁塗装の人気の色は、
白、グレー、ブラウンなどです。
白は清潔感や高級感のある印象になります。
また、グレーは汚れが見立ちにくかったり、色褪せしにくいというメリットがあります。
また、ブラウンは、自然で落ち着いていて、また温かみのある印象になります。
また、マンションの年齢層に偏りがある場合は、
年齢層に合わせた色選びが望ましいです。
若者が多い場合は明るめの色を選んだり、
高齢者が多ければ落ち着いた色を選ぶという具合です。
また、周囲の建物・環境に合わせた色選びも重要です。
また、マンションの色選びは、
マンションの資産価値に関係するので、
慎重に行った方が良いでしょう。

マンションの外壁塗装の塗料選び
外壁塗装の塗料は、たくさんの種類があって、
それぞれの塗料によって、価格や耐用年数に違いがあります。
ですので、マンションをどのくらいの期間、利用するのかによって、
塗料の選び方が変わります。
また、外壁塗装をする場合は、
騒音・匂いなどの問題が生じるので、
短いサイクルでの外壁塗装を避けたい場合は、
耐用年数の長い塗料が適しています。

マンションの外壁塗装の期間
マンションの外壁塗装の期間の目安は、50戸未満だと2ヶ月から3ヶ月くらいで、
50戸以上だと3ヶ月以上です。
しかし、外壁塗装と同時に、屋根工事・防水工事など、
他の工事も行う場合は、
それよりも長い期間になる場合があります。
また、工事の期間は、作業員の人数や天候によっても変わります。

マンションの外壁塗装に適した季節
外壁塗装に適した季節は一般的には、
春と秋と言われます。
しかし、マンションの外壁塗装の場合は、
秋だと問題点があります。
それは、気温が低くなる点です。
マンションの場合は、
外壁塗装にかかる期間が長くなります。
50戸以上だと3ヶ月以上かかる場合があります。
もしもこの場合に、9月から工事を開始するとした場合に、
工事が終わる時期は12月頃になります。
しかし、12月は地域によっては、
気温がかなり下がるので、5℃以下になる場合があります。
しかし、外壁塗装に使われる塗料は、
気温が5℃以下では、基本的に塗ることができません。
ですので、気温が5℃以下になる時期の前には、
工事が終わっていなくてはなりません。
これらの事から、マンションの外壁塗装に適した季節は、 春でしょう。

マンションの外壁塗装の費用を抑える方法

1.管理会社を利用しない
管理会社経由で、外壁塗装をする場合は、 中間マージン(手数料)が多くかかる可能性があります。

2.相見積もりをとる
マンションの外壁塗装の費用を抑えたい場合は、
相見積もりをとることが重要です。
しかし、相見積もりをとったからといって、
必ずしも安い金額になるとは限りません。
ですので、マンションの費用相場を把握していた方が良いです。
外壁塗装のゆず肌仕上げについて

ゆず肌仕上げとは?
ゆず肌とは、果物のゆずの表面のように、
凹凸のある状態のことです。
ですので、ゆず肌仕上げとは、
外壁の表面をゆず肌に仕上げることです。
ゆず肌仕上げは、人気があり多くの家で行われています。
また、ゆず肌仕上げは、バリエーションが多いというメリットがあります。

ゆず肌仕上げにする場合の注意点

1.色の相性がある
ゆず肌仕上げの外壁にする場合に、
黒やブラウンを選ぶと、ゆず肌の模様が目立たなくなります。
ですので、ゆず肌仕上げにする場合は、
白やベージュなど、淡色系の色を選んだ方が良いです。

2.汚れが付きやすい
ゆず肌仕上げは、表面に凹凸があるので、
その部分に汚れが付きやすくなります。
ですので、定期的な掃除が必要になる場合があります。

ゆず肌仕上げの施工方法
ゆず肌仕上げの施工方法には、スプレーを使う場合とローラーを使う場合があります。
スプレーを使う場合は、スプレーガンを使って、
塗料の粘度を調節しながらスプレーを吹き付けていきます。
ローラーを使う場合は、ゆず肌模様を付けるための専用のローラーを使います。
また、塗料の粘度を調節したり、ローラーを変えることで、
多種類の模様を作ることができます。

意図しないでゆず肌になる原因
ゆず肌仕上げにするつもりがないにも関わらず、
外壁がゆず肌になってしまうケースがありますが、
その理由の1つは、塗料の粘度が高すぎるからです。
他にもシンナーの乾きが早すぎる場合、
スプレーガンのエアー圧の調整が悪かったり、
スプレーガンの距離が遠い場合があります。
外壁塗装の減価償却(資本的支出)

外壁塗装の確定申告項目の違い
事業に使っている建物の外壁塗装をする場合は、 確定申告が必要ですが、 外壁塗装をする目的によって、 申告項目が変わります。

1.資本的支出になる場合
外壁塗装をする目的が、建物の価値を高めるためだったり、
デザインを変えるためだったりする場合に、資本的支出になります。
外壁を美しい色に変えたり、
タイルを使って、外壁を豪華にする場合などが該当します。

2.修繕費になる場合
外壁塗装をする目的が、
建物の維持や回復のための場合は、
修繕費になります。
外壁のヒビや剥がれを補修したり、
色落ちした部分を補修する場合が該当します。

資本的支出のメリット・デメリット
資本的支出のメリットは、赤字の年は経費を計上する必要がない点、
事業融資の審査に通りやすい点、マンションを所有している時に節税になる点です。
資本的支出のデメリットは、
経費にできる上限額がある点、
赤字の年に減価償却を持ち越した場合に
事業融資の審査に通りやすいメリットがなくなる点です。

修繕費のメリット・デメリット
修繕費のメリットは、施工した年度に経費を計上できる点です。
修繕費のデメリットは、
収入がほとんどなかった場合に、
銀行融資を断られる可能性が高くなる点です。

減価償却で計上した方が良い場合

1.追加融資を受けたい人
外壁塗装の費用は高額なので、
一度に費用計上すると収益が少なくなります。
そうなると銀行から経営状態が良くないと判断されて、
追加融資を断られる可能性が出てきます。

2.建物の価値が上がった
補修目的の外壁塗装をした時に、 外装が美しくなったり、 防水性などの機能性が向上した場合は、 建物の価値が上がるので、 減価償却での計上が可能です。

減価償却で計上する時の注意点
減価償却費は、年度毎の上限額が決まっています。
また、事業の経営状態によっては、
修繕費として一括計上した方が、
節税効果が高い場合があります。

外壁塗装の減価償却に必要な償却年数
国税庁が定めた「建物の法定耐用年数」に従って、
償却する必要があります。
外壁塗装をする建物の構造・用途により、
償却年数が決まります。
ベランダの外壁塗装・防水塗装

ベランダの塗装の種類
ベランダの塗装の種類は2種類あります。
1つは外壁塗装で、もう1つは防水塗装です。
ベランダの壁は外壁塗装を行いますが、
床については防水塗装を行います。

ベランダの防水塗装の必要性
ベランダは、屋根のように斜めになっていないので、
防水塗装をしないと、雨水が床材にしみ込んでしまう可能性があります。
それが酷くなると、雨水が室内に漏水してしまいます。
ですので、防水塗装は必要ですが、
防水塗装をした後は、床の防水機能は時間の経過と共に低下するので、
定期的なメンテナンスが必要になります。

ベランダの防水塗装の種類
ベランダの防水塗装の種類は2つあります。
1つはウレタン防水塗装で、もう一つはFRP防水塗装です。

1.ウレタン防水塗装
ウレタン防水塗装は、
継ぎ目なく塗装ができるメリットや価格が安いメリットがあります。
また、速乾性にも優れているので、
短い工期で施工ができます。
しかし、ひび割れなどの経年劣化が起こりやすかったり、
耐久性が弱いといったデメリットもあります。

2.FRP防水塗装
FRP(繊維強化プラスチック)は防水性が強く、
また耐熱性・耐食性・耐候性もあり、
多くの機能がある素材です。
また、密着性が強いので剥がれづらいですし、
速乾性も高いです。
しかし、FRP防水塗装は費用が高かったり、
固くて伸縮性が少ないので、木造には施工できないデメリットがあります。

ベランダ塗装のタイミング

1.塗装の剥がれ
トップコート塗料が剥がれている状態だと、 本来の防水機能が発揮されませんし、 劣化がどんどん進行していくので、 適切に対処する必要があります。

2.変色
トップコートが変色している場合は、 経年劣化が進んでいると判断できます。

3.ひび割れ
ベランダの床にひび割れが生じていると、
そこから雨水が入り込んでしまいます。
そうなると、急速に劣化が進んでいくことになるので、
早めの対処が必要です。

4.膨れ
ベランダの床に膨れが生じている場合は、
その部分の塗膜が薄くなっているので、
劣化が進んでいます。
ですので、膨れている場合は、
防水機能が低下していると考えられます。

5.サビ
ベランダの手すりは、金属が使われていますが、
多くの場合金属の表面は塗装されています。
しかし、経年劣化が進むと、手すり表面の塗膜の隙間から雨水が入り込み、
内部の金属が錆びる場合があります。
サビが酷くなると、
手すりが折れたり崩れてくるので、
サビが見つかった場合は、早めの対処が必要です。

6.カビ・コケ
ベランダの塗装が剥がれると、
その部分にカビやコケが発生する場合があります。
ですので、カビやコケが発生しているのは、
塗装が劣化しているサインだとみることができます。

7.チョーキング現象
外壁の表面に白い粉のようなものが付着している状態がチョーキング現象です。
紫外線により、塗膜が分解されると、
チョーキング現象が発生します。
チョーキング現象は、経年劣化のサインです。

8.コーキング剤の劣化
コーキング剤が劣化していると、
その部分に雨水が入り込み、急速に劣化する可能性があります。
劣化が進むと、大掛かりな補修が必要になる場合があるので、
コーキング剤が劣化している場合は、
早めの対処が必要です。

ベランダの防水塗装を行う時期

1.建物の外壁塗装を行う時
建物の外壁塗装を行う時に、
同時にベランダの防水塗装を行えば、1度の工事で済むので、
合理的です。
両方の工事を同時に行えば、
手間も費用も抑えることができます。

2.劣化が進んでいる場合
ベランダの床の劣化が進むと、
雨水が侵入する場合がありますが、
そうなると、室内を含めて建物の内部が急速に劣化する可能性があるので、
ベランダの床の劣化症状(ひび割れ、膨れ、変色、剥がれなど)が進んでいる場合は、
ベランダの防水塗装の1つのタイミングです。
また、室内に雨漏れが発生している場合は、
劣化が進んでいると考えられます。

ベランダの塗装に必要な費用
ベランダの塗装に必要な費用は、
だいたい5万円から50万円です。
価格に幅がありますが、
それは工事の内容によります。
工事には、ベランダの外壁塗装と防水塗装の両方を行う場合や、
どちらか片方のみを行う場合があります。
ベランダの外壁塗装と防水塗装の両方を行う場合の価格は、
15万円から50万円くらいです。
また、ベランダの外壁塗装だけの価格は、15万円から30万円くらいです。
また、ベランダの防水塗装だけの価格は、5万円から30万円くらいです。
また、ベランダの防水塗装では、トップコートと防水層の塗装がありますが、
劣化状況によっては、トップコートの塗装のみでも十分な場合があります。
トップコートのみの防水塗装の場合は、5万円くらいになります。

ベランダの手すりは塗装した方がいいのでしょうか?
ベランダの手すりは塗装した方がいいと言えます。
その理由は、ベランダの手すりを塗装することで、
手すりが錆びるのを防ぐことができるからです。
ベランダの手すりは、雨が当たりやすい場所です。
水には、物を溶かす作用があるので、
ベランダの手すりは、劣化しやすい場所です。
ですので、ベランダの手すりは、定期的に塗装した方が良いでしょう。

ベランダの防水塗装の施工工程

1.下地処理
ベランダの床を高圧洗浄し、場合によっては補修をして、 下地を平坦にしていきます。

2.防水塗装
下地処理が終わると、次にローラー・ハケを使い、
塗料を塗布して防水層を作っていきます。
2度塗布すると、防水層に厚みがつきます。

3.トップコート
トップコートとは、仕上げで施工する塗料のことです。
トップコートを塗布することで、
紫外線から防水層を保護し、耐久性を上げることができます。
防水塗料を使った外壁塗装

防水塗料とは?
防水塗料は、防水機能が高い塗料や弾性塗料のことです。
弾性塗料は、ゴムのように伸縮性を持った塗料です。
弾性塗料は、ひび割れが起きづらいという特徴があります。
また、外壁塗装の通常の塗料は、3度塗りを行っているので、
ある程度の防水性があるのですが、
防水塗装は、通常の塗料よりも防水機能が高いです。

弾性塗料を使うメリット

1.ひび割れしにくい
弾性塗料は伸縮性があるので、ひび割れしにくいです。
建物は、車が通る時や地震の振動を受けますが、
振動を受け続けていると、次第に建物にひびが入ってきます。
通常、建物にひびが入ると塗装もひびが入ってしまい、
雨水の侵入の原因になります。
しかし、弾性塗料は伸縮性があるので、
建物にひびが入っても、ダメージを軽減してくれます。

2.モルタル外壁の劣化を抑える
モルタル外壁は、ひび割れが起きやすい素材です。
しかし、モルタル外壁に弾性塗料を使うと、
ひび割れが発生しても、弾性塗料がダメージを抑えてくれます。

弾性塗料を使うデメリット

1.耐用年数が比較的短い
弾性塗料の耐用年数は、10年くらいです。
通常の塗料では、種類によっては耐用年数が15年以上になるので、
弾性塗料の耐用年数は、比較的短いです。

2.膨らむ場合がある
弾性塗料は、通気性が低いので、
年月の経過と共に、湿気により塗装が膨らむ場合があります。
また、弾性塗料は熱に弱く、熱を受けると柔らかくなるので、
熱が原因で膨らむ場合もあります。

3.施工が比較的難しい
弾性塗料は、水分が残っている状態で塗装すると、
膨らむ原因になってしまいます。
弾性塗料は専門的な知識が必要なので、
施工が比較的難しいです。

防水機能の必要性
戸建ての建物は、木造のものが多いので、
建物の内部に雨水が侵入すると、急速に劣化が進みます。
ですので、建物の劣化を防ぐために、
塗料の防水性が必要な場合があります。

弾性塗料の種類
弾性塗料は、高弾性塗料と微弾性塗料があります。
高弾性塗料は、20℃の場合に120%以上伸びます。
エラストコートの高弾性塗料の場合は、
最大で250%伸びますし、耐用年数が15年以上になります。
一方で微弾性塗料は、20℃の場合に50%から100%程伸びます。

防水塗装での仕上げ方法

1.単層弾性仕上げ
単層弾性仕上げは、下塗りをした後に、弾性塗料を2回から3回塗って仕上げるものです。
戸建ての建物では、単層弾性仕上げが行われることが多いです。

2.複層弾性仕上げ
複層弾性仕上げでは、
下塗りをした後に、弾性塗料を2回塗って、
更にその上に通常の塗料を2回から3回塗って仕上げるものです。
合計で、5回から6回塗っているので、
塗膜に厚みがあることから、単層弾性仕上げよりも防水性が高いのですが、
しかし費用も高くなります。

3.微弾性塗料仕上げ
微弾性塗料仕上げは、微弾性フィラーと言われる下塗り材を塗ってから、
通常の塗料を1回から2回塗って仕上げるものです。
微弾性塗料仕上げは、3つの仕上げ方法の中で、
一番防水性が弱いです。
外壁塗装のトラブル

契約・金銭に関するトラブル

1.違約金の請求
業者と契約した後に、契約の取り消しを求めると、違約金を請求されたケースがあります。
しかし、飛び込み営業で契約した場合は、
契約した日から8日以内であれば、
クーリングオフの制度が利用できます。
クーリングオフの制度とは、
訪問販売で契約の申し込みや契約の締結をした後に、
8日以内であれば無条件で契約の申し込みを撤回・解除できる制度です。
ですので、飛び込み営業で契約した場合で、
かつ契約した日から8日以内であれば、
無条件で契約の申し込みを撤回できます。
また、このようトラブルを防ぐために、
外壁塗装の契約は、しっかりと考えてから行いましょう。

2.見積書の説明をしてくれない
見積書の説明をしてくれないという事は、
なにかやましい事があるからかもしれません。
見積書は費用に関わる重要なものなので、
それについて説明をしてくれないという事は、
この業者は信頼性が疑われます。
契約する時は、このような業者を選ばないように、
注意する必要があります。

3.追加費用を請求された
契約時の決め事とは別の請求をしてきた場合は、
お金を払う必要はありません。
しかし、業者がしつこく請求してくる場合は、
国民生活センターや住まいるダイヤルへ相談してみましょう。

4.営業マンが強引に契約を迫る
外壁塗装の営業マンは、
キャンペーン中だとか、大幅値引きするだとか、
モニター価格になるだとか、
今だと安くなるだとか、このよう言って巧みに契約をとろうとする場合があります。
また、訪問販売による被害相談件数は多いので、
営業マンのトークには、十分に気を付けた方が良いと思います。

塗装後のトラブル

1.塗装後の外壁の色がイメージと違う
「選んだ塗料の色と、外壁に使われている塗料の色が違う」というトラブルがあります。
しかしこれは、基本的に業者側が使う塗料を間違えたから起きるのではなくて、
色の見え方が違うことで起きます。
同じ色でも、見る場所や状況によって、
違って見えます。
同じ色でも、室内で見る場合と太陽光の下で見る場合で見え方が変わります。
また、人間には目の錯覚があるので、
色に関しても、面積効果(面積によって同じ色でも色味の見え方やイメージが変わる効果)のように、
同じ状況で見たとしても、色の見え方が変わります。
ですので、このようなトラブルが起きないように、
外壁塗装の色の選び方について、知っていた方が良いと思います。

2.塗装後すぐに塗料が剥がれた
下塗りの時に使う塗料の量が不足していたり、
高圧洗浄を十分に行っていなかったり、
外壁材と塗料が適合していない場合は、
塗装後すぐに塗料が剥がれる事があります。
しかし、保証期間内であれば、
このようなトラブルが発生した時は、
保証により無料で直してもらえます。
しかし、業者によっては保証がついていないので、
契約する時は、保証が付いているのかどうかを、しっかりと確認しましょう。

3.関係ない部分まで塗装されている
まず、塗装箇所について書かれた書面を見て、塗装予定箇所を確認しましょう。
そして、予定通りに塗装されていない場合は、
業者のミスなので、業者に直してもらいましょう。
業者によっては、配管などを勝手に塗装して、
マスキングの手間を省く場合があるので、注意が必要です。

4.業者の技術力が低い
業者の作業員によっては、
塗装能力が低くて、塗料が関係ない所に飛びちってしまう場合があります。
ですので、外壁塗装の業者を探す場合は、信頼できる所を選ぶことが重要です。

ご近所さんとのトラブル

1.足場の組み立てや解体の音がうるさい
足場の素材は金属なので、
足場を組む時に、金属がぶつかる音がしてしまいます。
また、足場をハンマーで叩く場合もあるので、
うるさくなる場合があります。

2.塗料のニオイが室内に入ってきた
夏のように気温が高い季節に外壁塗装の工事をする場合は、
ご近所さんは家の窓を開けている事があります。
もしも、窓を開けている時に、塗装の工程を行っていると、
塗料のニオイがご近所さんの家の室内に入る可能性があります。

3.路上に業者の車が止まっていて邪魔
家の前の道路が、狭い場合は業者の車が止まっていると、 他の車が通行できなくなる場合があります。

その他のトラブル

1.敷地内に塗料が付着してしまった
工事中に塗装をする時に、スプレーで吹き付ける場合は、
スプレーが飛散してしまいますし、ローラーで塗る場合は、
塗料が飛び散ってしまいます。
これは、ある程度は仕方のないことなので、
どうしても塗料を付着させたくない場所がある場合は、
業者に頼んで養生をしてもらいましょう。
また、塗料が隣の家の敷地内に入る場合もあります。

2.高圧洗浄をしている時に室内に水が入ってきた
高圧洗浄をしている時に室内に水が入ってくる理由としては、
窓や鍵の閉め忘れや、
建物が歪んでしまい窓を閉めても隙間が生じている場合などがあります。
窓を閉めても隙間が生じている場合は、事前に業者に伝えておく必要があります。

3.足場をいつまで経っても解体しない
家に足場が組まれていると、
泥棒が足場を使って2階から侵入してくる可能性が発生するので、
ちょっと不安に感じるかもしれません。
しかし、外壁塗装の工事は、雨が降っているとできない場合がありますが、
雨天がいつまでも続く場合があります。
ですので、工事の期間を長引かせたくない場合は、
塗装をする季節を工夫することで対策ができます。
雨が降りやすい梅雨の季節を避けたり、
台風の季節を避けたりすることで、
工事の期間が予定通りになる可能性が高まります。
しかし、天候に関係なく、業者側の事情で工事が長びく場合もあります。

4.足場が倒壊する
台風のように、強力な風が吹くと、
足場が倒壊する場合があります。
足場を組んでいる状態で、台風が来る時は、
業者は足場の倒壊対策として、足場の強度を強くするために補強をしたり、
メッシュシートを畳んだり、壁当てをしっかりと固定させたりします。
しかし、それでも足場が倒壊する場合があります。
ですので、足場の倒壊を避けたい場合は、
台風の季節である夏の時期の工事を避けた方が良いでしょう。
外壁塗装業者の選び方

選び方1.一括見積もりサイトを利用する
外壁塗装の業者の中には、悪徳業者が混じっています。
ですので、悪徳業者を避けることが大切になります。
その簡単な方法として、一括見積もりサイトの利用があります。
一括見積もりサイトに業者が登録するためには、
厳正な審査を通過する必要があります。
ですので、悪徳業者はその審査を通過することができないため、
一括見積もりサイトに登録されている業者は、基本的に優良な業者になります。
また、一括見積もりサイトを利用すると、複数の業者による見積もりがとれるので、
費用が安い業者を選ぶことができます。
このように、一括見積もりサイトを利用すると、 悪徳業者を避けることができる点と、費用が安い業者を選べる点の2点大きなメリットがあるので、 本サイトでは一括見積もりサイトの利用をおすすめしています。

一括見積もりサイトの選び方
一括見積もりサイトの選び方の主なポイントは、
実績、担当者がどこまでしてくれるかの2点です。
一括見積もりサイトによっては、
月間の利用者数が60万人以上にもなります。
このように、利用者数が多いと、信頼性が高いでしょう。
また、一括見積もりサイトの担当者は、
サイトによっては、業者とのやり取り(見積もりの段取り、
現地調査の日時調整、一括見積もり後の質問・要望、値下げ交渉、
お断りの連絡など)を全て代行してくれます。
業者の営業トークを聞きたくないような方の場合は、
担当者が全て代行してくれるサイトが適しています。

選び方2.許可・資格があるか否か

1.塗装技能士
塗装技能士は、技能検定制度(国家資格)の一種で、
都道府県職業能力開発協会(問題作成などは中央職業能力開発協会)が実施する資格です。
また、塗装技能士は、1級、2級、3級の級数に分かれています。
1級は実務経験が7年以上必要なので、
比較的難易度が高いです。
塗装技能士の1級、2級の資格を持っている作業員のいる業者は、
ポイントが高いです。

2.外壁診断士
外壁診断士の資格は、
一般社団法人全国住宅外壁診断士協会が認定する民間資格です。
外壁診断士の資格は、外壁の性能と課題に対処する専門的な知識を有していて、
また依頼者に公正なアドバイスや提案ができる能力がある者に与えられます。
外壁の塗装をする前には、外壁の修理・補修をする必要があるので、
外壁診断士の資格を持っている者がいれば、
的確な作業を行うことができるという事になります。
また、外壁診断士は、構造性能、耐火性能、耐久性能、快適性能、経済性能の5点の観点から、 外壁を診断できるので、外壁診断士の資格を持っている者がいれば、 信頼性の高い塗装ができると言えるので、ポイントが高いです。

3.外装劣化診断士
外装劣化診断士は、一般社団法人住宅保全推進協会が実施していて、
建物の外装(屋根や壁など)の劣化状態を、
正確に診断するための知識と技能を有している者に与えられる資格です。
外装劣化診断士は、外壁の構造、防水、
建築材料(外壁材、塗料)、外壁の劣化状態に関する知識を有しています。
外壁の劣化を的確に判断できれば、
塗装の前に行われる外壁の修理・補修を適切に行うことが可能となります。
ですので、外装劣化診断士の資格を持っている者がいれば、ポイントが高いです。

選び方3.ホームページから業者の実体が読み取れる

1.そもそもホームページを持っていない
それぞれの会社では、だいたいホームページがありますが、
ホームページの内容を見ることで、
その会社がどのような会社なのかを判断することができます。
しかし、業者の中には、そもそもホームページを持っていない所もあると思います。
ホームページを持っていない業者は、信頼性に疑問が生じます。
外壁塗装の業者の中には、悪徳業者が多いことを考慮すると、
このような業者は、避けた方が良いと思います。

2.代表者のプロフィールが書かれている
また、ホームページの中に、多くの場合代表者のプロフィールが書かれています。
しかし、悪徳業者の場合はどうでしょうか。
会社名や代表者名は、知られたくないと思うでしょう。
ですので、悪徳業者の場合は、
ホームページにわざわざ代表者のプロフィールは書かないでしょう。
ですので、悪徳業者を避けるために、
代表者のプロフィールが書かれているのか否かも、
外壁塗装の業者を選ぶ場合の判断材料になります。

3.業者の規模・存続年数を見る
業者の従業員の数や存続年数を見ると、
業者の実績や信頼度がわかります。
従業員の数が多く、また存続年数が長い業者の方が、
実績が多いので、信頼性が高いと言えます。

選び方4.保証が充実している

1.保険に加入しているかどうか
外壁塗装の業者が、建設工事保険や請負業者賠償責任保険に加入していれば、
工事中に建物が破損したり、放火、火災、盗難、
第三者によるいたずらなどによる様々な損害に対して、
補償するのが建設工事保険です。
このように、外壁塗装の業者が、建設業者向けの保険に入っていると、
予期せぬ損害が生じても、保証で賄うことができます。

2.工事後の保証がしっかりしているかどうか
お店で電化製品を買うと、保証が付いているように、
外壁塗装でも保証が付いていると安心です。
外壁塗装をしてから、1年から2年くらいで、
塗装が剥がれる可能性も、否定はできません。
人為的なミスで、塗料を間違える可能性だって全くないとは言い切れません。
ですので、外壁塗装の保証が付いていると安心ですが、
外壁塗装の保証期間は、5年から10年の場合が多いです。

選び方5.自社施工業者かどうか
外壁塗装の依頼を受けた業者が、
自社施工業者ではなくて、下請け業者を使う業者の場合は、
依頼主と施工主とのやり取りの内容が、
下請け業者まで、しっかりと伝達されていない場合があります。
ですので、工事の品質が低下する恐れがあります。
また、施工主が下請け業者を使う場合は、
中間マージンと言われる手数料が発生します。
この手数料が、外壁塗装の費用に追加される事になります。
ですので、外壁塗装の依頼を受けた業者が、 自社施工業者ではない場合は、 工事の品質が低下する恐れがある点と、 中間マージンの分費用が増える点の2つのデメリットがあるので、 自社施工業者だと、ポイントが高いです。

選び方6.見積書が詳しく書かれているのかどうか
見積書には、使用する塗料やそのメーカーが記載されているかどうか、
また工程ごとに細かく書かれているかなど、
詳しく記載されているかどうかが大切です。
外壁塗装一式〇〇円など、大雑把に書かれていては、
詳細がわからないので、不安になってしまいます。
見積書が大雑把だと、
依頼者のことをしっかり考えてくれている業者なのか疑問が生じます。
ですので、見積書を見ることで、業者の実体・質が垣間見えます。
ですので、見積書が詳しく書かれている業者は、
ポイントが高いです。

選び方7.外壁塗装業者の種類

1.外壁塗装の専門業者
外壁塗装の専門業者ということは、
外壁塗装の実績が多いと考えられます。
また、外壁塗装に詳しい業者なので、
信頼性が高いと言えます。
しかし、外壁塗装の専門業者であっても、
下請けを使っている場合があるので、
その場合は、費用が高めになります。
外壁塗装の専門業者は、総合的に判断すると、
ポイントは高いです。

2.ハウスメーカー
ハウスメーカーとは、主に新築工事を行っているメーカーです。
ハウスメーカーにお世話になっている依頼主の場合は、
外壁塗装もハウスメーカーにお願いしたいと思うかもしれません。
ハウスメーカーは、大手メーカーの場合が多いので、
信頼性が高いからです。
また、ハウスメーカーだと保証をしっかり付けてくれるので、
その点は安心感があります。
また、悪徳業者ではないと、ほぼ断定できるので、
その点も安心です。
しかし、ハウスメーカーが外壁塗装を行う場合は、
工事は下請け業者が行う事になります。
また、ハウスメーカーに依頼する場合は、
間接的に広告費もかかるので、費用が高くなるデメリットがあります。
ですので、ハウスメーカーに依頼するのは、
ポイントは高くなりません。
ところで、新築の時にハウスメーカーにお世話になっている依頼主の場合は、 ハウスメーカーの保証で、外壁塗装を行ってもらえる場合があるので、 その場合は、ハウスメーカーに依頼するべきです。

3.ホームセンター
ホームセンターでも、外壁塗装を依頼できる場合があります。
ホームセンターは、大手企業が多いので、
安心感があると思います。
また、悪徳業者ではないと、ほぼ断定できるので、
その点も安心です。
しかし、ホームセンターは、ハウスメーカーのように、
下請け業者を使う事になるので、
中間マージンが発生しますし、また間接的な広告費もかかるので、
ハウスメーカーのように、費用が高くなるデメリットがあります。
ですので、外壁塗装をホームセンターに依頼するのは、
ポイントは高くなりません。

4.リフォーム業者
リフォーム業者とは、外壁塗装に限らず、
建物の外装・内装工事などのリフォーム工事を行っている業者です。
リフォーム業者に依頼する場合は、
外壁塗装のついでに、屋根の補修工事などの別のリフォーム工事ができるメリットがあります。
しかし、リフォーム業者の場合は、
ホームセンターと同様に、
自社施工を行っていないので、その分費用が高くなります。
ですので、リフォーム業者に依頼するのは、
ポイントは高くなりません。

5.訪問販売業者
訪問販売業者は、自社で外壁塗装をせずに、
外壁塗装を下請け業者にまかせる事になります。
ですので、中間マージンが発生するので、費用が高めになります。
また、訪問販売業者は、トラブルが多いです。
リフォームに関する被害相談の大部分が、訪問販売での契約に関するものとなっています。
ですので、訪問販売業者に依頼するのは、
ポイントが低くなります。
DIYで外壁塗装はできるの?

DIYで外壁塗装はできるの?
DIYは、do it yourselfの訳なので、
自分自身でやるという意味になります。
ですので、外壁塗装をDIYでやるのは、
普通は無理です。
なぜかというと、外壁塗装をするためには、
基本的に足場を組む必要がありますが、
そのためには業者に依頼しないといけないからです。
業者に依頼するという事は、
自分自身でやっていないので、
DIYに当てはまらないと思います。
しかし、1階建ての家や、屋根を使って2階部分の外壁を塗装できるような家などでは、
足場がなくても、DIYが可能です。

DIYの外壁塗装がおすすめできない理由

1.塗料を塗るのが難しい
塗料を塗る場合は、ムラなく塗らないといけませんし、
乾燥する前に塗り終わらないといけません。
塗料を塗る事に慣れている方以外の場合は、
塗料を塗るのは難しいと思います。

2.時間がかかる
外壁塗装の工程には、高圧洗浄、養生、補修、塗料を塗るなどがありますが、
それらを1人で行うと、かなりの期間がかかります。
業者に頼むと、だいたい2週間以内に終わりますが、
社会人が土日のみ1人でやるとなると、2ヶ月以上かかると思われます。

DIYの外壁塗装をするメリット

1.費用が安くなる
平均的な戸建ての建物での外壁塗装にかかる費用は、
だいた100万円くらいですが、
DIYで外壁塗装をする場合は、
50万円くらいです。
足場を組むのに業者に依頼すると15万円くらいで、塗料代が25万円くらいで、
その他で10万円くらいです。
ですので、DIYで外壁塗装をすると、
費用が半分くらいになります。

2.業者探しの手間が省ける
外壁塗装の業者の中には、悪徳業者が存在していますし、 業者によって、価格にかなり差が付く場合があるので、 外壁塗装の業者選びは、しっかり行わないといけないのですが、 DIYの場合は、業者選びをしないで済むので、 業者探しの手間が省けます。

DIYの外壁塗装をするデメリット

1.塗装が難しい
素人が塗料を扱うのは、難しいですし、
塗装をする場合も、ムラなく塗るのは難しいです。
ですので、綺麗な仕上がりにならない可能性が高いです。

2.期間が長くなる
社会人が1人で土日のみに外壁塗装を行うと、
2ヶ月以上かかると思われます。
業者に頼んだ場合は、工事に関しては7日から10日くらいなので、
業者に頼む場合よりも、かなり期間が長くなる事になります。

3.耐久性が弱くなる
塗料の耐久性は、適切に塗った場合に発揮されますが、
素人が間違った塗り方をした場合は、塗料の本来の機能が発揮されないので、
耐久性が下がることになります。
また、塗装をする前の補修を適切に行わないと、
耐久性が下がりますが、素人はしっかりと補修するのは難しいので、
その点からも耐久性が下がります。

4.専門的な知識が必要になる
外壁塗装に使われる塗料の種類は色々あるので、
塗料を選ぶためには、塗料に関する知識が必要です。
また、塗料の塗るためには、塗り方の知識が必要になりますし、
養生をするための知識も必要です。
また、補修の仕方についても知っている必要があります。

5.失敗する可能性がある
DIYの外壁塗装は、難易度が高いので、
失敗する可能性があります。
DIYの外壁塗装は、業者に頼む場合よりも費用が安くはなりますが、
それでも50万円くらいかかるので、
DIYの外壁塗装を失敗してしまうと、
かなり高額の金額を無駄にすることになります。

6.危険
2階部分の塗装を行う場合は、高いので転落する危険性があります。
外壁塗装の工事中に、転落する事故は多いです。
素人は、特に気を付ける必要があります。
また、作業中はヘルメットをかぶりましょう。

自分で外壁塗装をする場合に必要なもの
足場を組む作業以外に関しては、 高圧洗浄機、塗料、養生シート、コーキング材、 ローラー、ハケ、バケツ、ブラシなどが必要です。

DIYの外壁塗装の工程
DIYの外壁塗装の工程は、
業者に依頼する場合と、あまり変わらないので、
高圧洗浄、補修、養生、塗料を塗るという流れになります。
ただ、DIYの場合は、材料や道具を自分で用意する必要があるので、
事前に材料や道具を買う必要がありますし、
また、外壁塗装に関する知識を得る期間も必要となります。

DIYの外壁塗装を成功させるポイント

1.洗浄をしっかり行う
高圧洗浄機を使って、外壁をしっかり洗浄することが重要です。
しっかりと洗浄ができれば、塗料を塗った時に密着度が上がるので、
塗料の本来の機能を発揮することができます。

2.しっかりと養生をする
養生をすることで、綺麗な仕上がりになりますし、 周りが汚れるのを防ぐことができるので、 手を抜かずに、しっかりと養生をすることが大切です。

3.塗料は上から塗る
塗料を塗る時は、基本的に上から塗っていきます。

足場を組まずに外壁塗装はできるのか?
高所作業台を使って外壁塗装をするという方法はあり得ます。
高所作業台を使えば、2階部分の外壁も塗装が可能です。
しかし、高所作業台は倒れる危険性があります。
また、しっかりしたものだと、10万円以上とかなり高額です。
また、脚立やはしごを使って外壁塗装をする方法もあり得ます。
しかし、この場合はペンキの入った容器を置く場所がないので、
ローラーで塗るたびに、はしごを降りてペンキの入った容器にローラーを付けないといけないので、
余計な手間がかかると思われます。
外壁塗装中に留守にしてもいいの?

外壁塗装中に留守にしてもいいの?
外壁塗装中に留守にしても、基本的には問題がありません。
外壁塗装は室外の工事なので、
室内に入る必要はないため、1日中留守でも作業ができます。
しかし、家を留守にする場合は、
マナーとして、窓のカーテンを閉めましょう。
カーテンが開いていると、中の生活の様子が見られてしまうので、
作業員も気まずくなります。
窓のカーテンを閉めて、プライバシーを保護しましょう。
また、家を留守にする場合は、
全ての窓の施錠をしておきましょう。
これは、防犯の観点と、高圧洗浄時に、
室内に水が入るのを防ぐためです。
ですので、高圧洗浄を行う日を把握しておいた方が良いでしょう。
工事工程表を入手すれば、
高圧洗浄を行う日を把握できます。

外壁塗装の工事中に留守にできない時とは?

1.足場を組み立てる前
外壁塗装をするためには、足場を組み立てる必要がありますが、
足場を組み立てる時に、その障害となるものがある場合に、
その場所を移動しなくてはなりません。
しかし、それを作業員が勝手にすると、
あとからトラブルになる可能性があるため、
足場を組み立てる前には、
基本的に立会人が必要となります。
また、障害物を移動する場合は、
元に戻す時に位置がわからなくなったら困るので、
作業員は移動前の状態を、写真で記録します。

2.完了検査時
塗装が終わった後に、完了検査が行われますが、
この時に仕上がりのチェックを行います。
このチェック時に、立会が必要です。
立会人が、しっかりと仕上がりをチェックして、
塗装が問題なく完了したことを確認します。
この確認を行うことで業者としては、
後から塗装に関するトラブルが発生するのを、防ぐことができます。

工事期間中は空き巣に注意が必要
足場が組まれている状況では、
2階やベランダからの侵入が容易になります。
また、足場に養生シートが設置されている場合は、
養生シートが侵入者を隠してしまうので、
侵入しやすくなります。
ですので、足場が組まれている状況では、
空き巣が侵入しやすいです。
ですので、外壁塗装の工事期間中は空き巣に注意が必要です。
ですので、工事期間中に留守にする場合は、2階の窓もしっかりと施錠した方がよいですし、
夏の暑い時期でも同様です。
暑いからといって、
2階の窓を開けっ放しで、留守にしてはいけません。

外壁塗装の工事は土日祝日に行われるの?
外壁塗装の工事は、
月曜日から土曜日に行われることが多いです。
日曜日・祝日は休みになる場合が多いのですが、
しかし工事の進行具合によっては、
日曜日・祝日でも工事が行われる場合があります。
しかし、日曜日・祝日に工事が行われると都合が悪い場合は、
事前に連絡をすれば、対応してもらえます。